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しばらくおまちください...
ルムコメを読んでくださいませ。
いらっしゃいませ𐀔喫茶キャッツアイの店長、るなねこちゃんฅでございます
旦那様募集中です
.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.
皆様宣伝お願いします
用語など
常連さん➞メイドさん サブオーナー⇝︎ ⇝︎メイド長 こんにちは➞いらっしゃいませ おかえり➞お帰りなさいませお客様or再出勤お疲れ様です ただいま 客 ただいま帰りました メイド 再出勤です さよなら➞帰ります 退勤します
メイドの仕事
・お客様への対応
物語(完結しました🎊🎉🥳)(チャッピーに生成させてます。)
第1話
「店長の笑顔は、今日も怖い」
――午前10時。喫茶キャッツアイ、開店準備中。
るなねこ「ふふっ……今日もいい朝だにゃ〜♪」
店長のるなねこは、ニコニコしながら包丁でケーキ用のイチゴを切っていた。
ぽの犬「店長〜! おはようございますっ! ……あっ!」
ガシャーン!!
ぽの犬が勢いよく入ってきた拍子に、テーブルの上のカップを盛大に倒してしまった。
ぽの犬「あ、あわわわわ!! ご、ごめんなさいっ!! すぐ片付けますぅ〜!!」
るなねこ「…………」
ぽの犬「て、店長……? 怒ってます……?」
るなねこ「ううん? 全然怒ってないにゃ?」
ぽの犬「ほ、ほんとですか!? よかったぁ〜……!」
るなねこ「だって、そのカップ……昨日買ったばかりの高級品だったから、割れたらぽの犬ちゃんに弁償してもらおうと思ってたんだにゃ♪」
ぽの犬「えっ」
るなねこ「……冗談だにゃ?」
ぽの犬「い、今ちょっと目が本気でしたよね!?」
るなねこ「にゃははっ♪ さぁ、開店準備を続けるにゃ〜!」
ぽの犬「も、もう……心臓に悪いですぅ……!」
――そして、開店時間。
カラン、コロン♪
るなねこ「いらっしゃいませにゃ〜♪ 喫茶キャッツアイへようこそっ!」
ぽの犬「い、いらっしゃいませっ! あっ、えっと、お席はこちらですっ!」
そう言ってぽの犬は勢いよく歩き出し――
ガンッ!!
ぽの犬「いたぁっ!?」
椅子に足をぶつけてしまった。
るなねこ「…………」
ぽの犬「だ、大丈夫ですっ! 何も問題ありませんっ!!」
るなねこ「ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「は、はいっ!?」
るなねこ「お客様の前で転んでケガをしたら大変にゃ。次からは気をつけるにゃん?」
ぽの犬「は、はい……!」
るなねこ「……もし次も転んだら、転ばないように床に固定しちゃおうかにゃ?」
ぽの犬「えええええっ!?!?」
るなねこ「冗談だにゃ〜♪」
お客様「……このお店、大丈夫なのかな?」
るなねこ「もちろんですにゃ♪ 当店は安全第一、笑顔第一のお店ですにゃん♡」
ぽの犬「そ、そうですよっ! たぶん!!」
るなねこ「……ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「ひゃいっ!! 自信を持っておすすめしますっ!!」
店内に笑い声が響く。
今日も喫茶キャッツアイは平和――なのかもしれない。
ただひとつ確かなことは。
店長の冗談を、誰も完全には冗談だと思えないということだった。
――第1話・完。
第2話
「店長の笑顔は、閉店後のほうが怖い」
――午後3時。喫茶キャッツアイ、営業中。
るなねこ「いらっしゃいませにゃ〜♪ 本日のおすすめは、店長特製ふわふわパンケーキですにゃ♡」
ぽの犬「こちら、メニューになりますっ! ごゆっくりどうぞ〜!」
今日は珍しく、ぽの犬も順調に仕事をこなしていた。
ぽの犬(よし……! 今のところ何も失敗してない……! 今日は店長に怒られずに済みそう……!)
るなねこ「ぽの犬ちゃ〜ん?」
ぽの犬「ひゃいっ!? な、なんでしょうかっ!?」
るなねこ「さっきのお客様にお水を出してあげてほしいにゃ♪」
ぽの犬「はいっ! お任せくださいっ!」
ぽの犬は元気よく返事をすると、コップに水を入れ、お客様のテーブルへ向かった。
……しかし。
ぽの犬「あっ!」
ガタンッ!!
ぽの犬の腕がテーブルの端に当たり、水が盛大にこぼれてしまった。
お客様「うわっ!? ちょ、ちょっと!?」
ぽの犬「す、すみませんっ!! 本当にごめんなさいぃぃ!!」
店内に、嫌な沈黙が流れた。
ゆっくりと振り返る、るなねこ。
るなねこ「…………」
ぽの犬「…………」
るなねこ「ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「は、はい……」
るなねこ「今日、何回目だったかにゃ?」
ぽの犬「み、水をこぼしたのは……今日初めてですっ!」
るなねこ「そうだにゃ。水をこぼしたのは初めてだにゃ♪」
ぽの犬「ほっ……!」
るなねこ「でも、朝はカップを倒して、お客様の前では椅子にぶつかって……」
ぽの犬「そ、それは……!」
るなねこ「……ぽの犬ちゃん、もしかして床と仲良しなのかにゃ?」
ぽの犬「そんな仲良くなりたくないですぅぅぅ!!」
お客様「ぷっ……あはははっ!」
るなねこ「にゃははっ♪ ほら、お客様も笑ってるにゃ♡」
ぽの犬「笑い事じゃないですよぉ〜……!」
――午後5時。少しずつお客様が減ってきた頃。
るなねこ「ぽの犬ちゃん、ちょっと店長室に来てほしいにゃ♪」
ぽの犬「…………え?」
るなねこ「お・は・な・し♡」
ぽの犬「い、いやぁぁぁ!! その言い方が一番怖いんですけどぉぉぉ!!」
るなねこ「大丈夫だにゃ〜♪ 怒ってないにゃん♡」
ぽの犬(その言葉、今日だけでもう3回くらい聞いた気がする……!!)
――店長室。
るなねこ「さて、と……」
ぽの犬「は、はいっ! 私は何も悪いことしてませんっ! たぶんっ!」
るなねこ「今日はぽの犬ちゃんに、大事なお仕事を任せようと思うにゃ♪」
ぽの犬「お仕事……ですか?」
るなねこ「そうにゃ。明日の新作ケーキの試食係に任命するにゃ!」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「店長特製、激辛チョコレートケーキにゃ♡」
ぽの犬「げ、激辛!? チョコレートケーキなのに!?」
るなねこ「甘いだけじゃつまらないにゃ♪ 刺激も大切にゃん♡」
ぽの犬「そ、それはお客様に出すんですか……?」
るなねこ「もちろん、試食してから考えるにゃ♪」
ぽの犬「……店長?」
るなねこ「にゃ?」
ぽの犬「もしかして……私を実験台にしてませんか……?」
るなねこ「…………」
ぽの犬「…………」
るなねこ「……気のせいだにゃ♡」
ぽの犬「絶対に気のせいじゃないですぅぅぅ!!」
――その夜。閉店後。
ぽの犬は、恐る恐るケーキをひと口食べた。
ぽの犬「……あ、あれ?」
るなねこ「どうかにゃ?」
ぽの犬「お、おいしい……! 普通においしいですっ!」
るなねこ「……ふふっ♪」
ぽの犬「店長! これなら大人気になるかもしれませんよ!」
るなねこ「よかったにゃ〜♡ ちなみに、そのケーキ……」
ぽの犬「……はい?」
るなねこ「さっき、唐辛子を入れ忘れたにゃ♪」
ぽの犬「…………」
るなねこ「だから、今からもう一個作るにゃん♡」
ぽの犬「最初から作り直しですかぁぁぁ!?」
るなねこ「もちろん♪ 試食もお願いするにゃ♡」
ぽの犬「いやですぅぅぅ!!」
るなねこ「……ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「ひゃいっ! 喜んで試食させていただきますっ!!」
るなねこ「いいお返事にゃ♪」
こうして、閉店後の喫茶キャッツアイには、ぽの犬の悲鳴が響き渡った。
今日も喫茶キャッツアイは平和――なのかもしれない。
ただひとつ確かなことは。
店長の「大事なお仕事」は、断るという選択肢が存在しないことだった。
――第2話・完。
次回、第3話「新しいメイドがやってきた!?」へ続く……?
第3話
「新しいメイドがやってきた!?」
――午前9時。喫茶キャッツアイ、開店準備中。
るなねこ「ふわぁ〜……今日もいい朝だにゃ〜♪」
ぽの犬「店長、おはようございますっ!」
るなねこ「おはようにゃ〜♪ あれ? ぽの犬ちゃん、今日は早いにゃ?」
ぽの犬「はいっ! 昨日の激辛ケーキの試食で、もう何が来ても怖くなくなりましたっ!」
るなねこ「……へぇ〜?」
ぽの犬「……あれ? 今の反応、なんか怖くないですか?」
るなねこ「にゃははっ♪ 何でもないにゃ♡」
ぽの犬(絶対何かある……!!)
――そのとき。
ピンポーン♪
ぽの犬「……あれ? まだ開店前なのに、お客様ですかね?」
るなねこ「違うにゃ。今日は新しいメイドさんが来る予定なんだにゃ♪」
ぽの犬「ええっ!? 新しいメイドさん!?」
るなねこ「そうにゃ〜♪ 今日から一緒に働いてもらうにゃん♡」
ぽの犬「そ、そうだったんですか! どんな人なんだろう……!」
るなねこ「ふふっ……それは会ってからのお楽しみにゃ♪」
ガチャッ。
???「し、失礼します……! 今日からお世話になりますっ!」
入ってきたのは、緊張した様子の小柄な女の子だった。
るなねこ「いらっしゃいにゃ〜♪ よく来てくれたにゃ!」
???「は、はいっ! 私、りんと申します! よろしくお願いしますっ!」
ぽの犬「りんちゃんですね! 私はぽの犬です! メイド長をやっていますっ!」
りん「メ、メイド長さん!? すごい……! よろしくお願いします!」
ぽの犬「そんなにかしこまらなくて大丈夫ですよ〜! 私もまだまだ失敗ばっかりなので!」
るなねこ「そうにゃね〜♪ 昨日もお水をこぼしてたにゃ♡」
ぽの犬「店長っ!? それ、今言わなくてもいいですよね!?」
りん「ふふっ……仲がいいんですね!」
ぽの犬「な、仲がいいというか……その……」
るなねこ「にゃははっ♪ さっそくお仕事を教えてあげてほしいにゃ!」
ぽの犬「は、はいっ! お任せください!」
――午前10時。開店。
ぽの犬「りんちゃん、まずはお客様にお水を運ぶところからやってみましょう!」
りん「はいっ! 頑張ります!」
りんはトレーにコップを乗せ、慎重に歩き出した。
ぽの犬(うんうん、いい感じ……! 私みたいに転ばないようにね……!)
りん「お客様、お水をお持ちしました!」
お客様「ありがとう」
りん「どういたしましてっ!」
コトッ。
コップは見事にテーブルへ置かれた。
ぽの犬「おお〜っ! 完璧ですっ!」
りん「えへへ……!」
るなねこ「すごいにゃ〜♪ じゃあ次は、注文を取ってみるにゃ!」
りん「はいっ!」
お客様「じゃあ、ホットコーヒーをひとつ」
りん「ホットコーヒーですね! かしこまりました!」
りんは厨房へ向かい、注文を伝えた。
りん「店長! ホットコーヒーひとつお願いします!」
るなねこ「了解にゃ〜♪」
数分後。
りん「お待たせしました! ホットコーヒーです!」
お客様「……あれ? これ、アイスコーヒーだけど?」
りん「…………えっ?」
ぽの犬「えええええっ!?」
るなねこ「…………」
りん「ご、ごめんなさいっ! 私、間違えちゃいました……!」
るなねこ「りんちゃん?」
りん「は、はいっ……!」
るなねこ「間違えるのは誰にでもあることにゃ♪ 次から気をつければ大丈夫にゃん♡」
りん「店長……! ありがとうございますっ!」
ぽの犬(……あれ?)
ぽの犬(店長、なんだか今日は優しくない……?)
ぽの犬(私が失敗したときは、床に固定するとか言ってたのに……!?)
――昼休み。スタッフルーム。
ぽの犬「店長〜! ちょっと聞きたいことがあるんですけど……!」
るなねこ「にゃ? どうしたにゃ?」
ぽの犬「なんで、りんちゃんにはあんなに優しいんですか!?」
るなねこ「……え?」
ぽの犬「私が失敗したときは、すぐに怖い冗談を言うのに! りんちゃんには普通に優しいじゃないですかぁ!」
るなねこ「…………」
ぽの犬「も、もしかして……私のこと、嫌いなんですか……?」
るなねこ「…………」
ぽの犬「……店長?」
るなねこ「……ぷっ」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「にゃははははっ!! ぽの犬ちゃん、そんなこと気にしてたのかにゃ!?」
ぽの犬「わ、笑わないでくださいよぉ〜!!」
るなねこ「だって、ぽの犬ちゃんはもう慣れてると思ってたにゃ♪」
ぽの犬「慣れたくて慣れたわけじゃないですっ!!」
るなねこ「それに……」
るなねこは、いつもの笑顔でぽの犬を見つめた。
るなねこ「ぽの犬ちゃんは、失敗してもちゃんと頑張ってくれるからにゃ♪ だから、つい冗談を言いたくなっちゃうんだにゃ♡」
ぽの犬「……店長……!」
るなねこ「もちろん、りんちゃんも大切な仲間にゃ♪ みんなで楽しく働いてほしいにゃん!」
ぽの犬「……そ、そうだったんですね……!」
るなねこ「……ところで、ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「は、はいっ!」
るなねこ「さっき、りんちゃんに教えるはずだったお掃除、まだ終わってないにゃ?」
ぽの犬「…………」
るなねこ「閉店までに終わらなかったら……」
ぽの犬「終わらなかったら……?」
るなねこ「明日の朝、床と一緒に固定しちゃおうかにゃ♡」
ぽの犬「結局それですかぁぁぁぁ!!」
りん「ふふふっ! 私もお掃除、手伝いますね!」
ぽの犬「りんちゃぁぁん!! ありがとうぅぅ!!」
るなねこ「にゃははっ♪ じゃあ、みんなで頑張るにゃ〜!」
――こうして、喫茶キャッツアイに新しい仲間が加わった。
今日も喫茶キャッツアイは平和――なのかもしれない。
ただひとつ確かなことは。
店長の笑顔は、相手が新人でも先輩でも、まったく油断できないということだった。
――第3話・完。
次回、第4話「店長、まさかの寝坊!? 開店時間に間に合わない!」へ続く……?
第4話
「店長、まさかの寝坊!? 開店時間に間に合わない!」
――午前9時50分。喫茶キャッツアイ。
ぽの犬「りんちゃん! テーブルの準備はできましたか?」
りん「はいっ! お水もメニューも、全部準備できています!」
ぽの犬「よしっ! あとは店長が来れば開店できますね!」
りん「……あれ?」
ぽの犬「どうしました?」
りん「店長、まだ来てないですよね……?」
ぽの犬「……え?」
ぽの犬は壁の時計を見た。
午前9時50分。
開店時間まで、あと10分。
ぽの犬「……いやいやいや! 店長が遅刻するわけないじゃないですか!」
りん「で、でも、いつもならもう厨房にいる時間ですよ……?」
ぽの犬「そ、そうですよね! きっと奥でケーキを作ってるんですよ!」
二人は厨房をのぞいた。
……誰もいない。
ぽの犬「…………」
りん「…………」
ぽの犬「……ま、まさか……」
りん「店長が……」
二人「寝坊!?」
――午前9時55分。店長室。
ぽの犬「て、店長ぉぉぉ!! 起きてくださぁぁい!!」
ドンドンドン!!
りん「るなねこ店長〜! もうすぐ開店ですよ〜!」
……返事がない。
ぽの犬「ま、まさか倒れてるんじゃ……!?」
りん「た、大変ですっ!」
ぽの犬「店長! 入りますよっ!!」
ガチャッ!!
そこには――
布団にくるまり、気持ちよさそうに眠っているるなねこの姿があった。
るなねこ「すぅ……すぅ……にゃふふ……もう食べられないにゃ〜……」
ぽの犬「夢の中でも食べてるぅぅぅ!?」
りん「店長! 起きてくださいっ! 開店時間ですっ!」
るなねこ「ん〜……あと5分にゃ……」
ぽの犬「そのセリフ、寝坊する人の代表みたいなセリフですよぉぉ!!」
るなねこ「……あと10分……」
ぽの犬「増えてるぅぅぅ!?」
――午前10時。
カラン、コロン♪
お客様「すみませーん! もう開いてますかー?」
ぽの犬「い、いらっしゃいませっ!!」
りん「お、お待ちしておりましたっ!」
ぽの犬(店長がいない……! どうしよう、どうしよう……!)
お客様「今日のおすすめケーキは何ですか?」
ぽの犬「えっ!? えっと……!」
りん「き、きっとチョコレートケーキですっ!」
ぽの犬「そうです! チョコレートケーキですっ!」
お客様「じゃあ、それをひとつお願いします」
ぽの犬「か、かしこまりましたっ!」
二人は厨房へ走った。
ぽの犬「りんちゃん! ケーキってどこにありますか!?」
りん「ええっ!? いつも店長が準備しているので、私たちには……!」
ぽの犬「そ、そうだったぁぁぁ!!」
りん「ど、どうしましょう!?」
ぽの犬「……作るしかないっ!」
りん「えええっ!? 私たちだけで!?」
ぽの犬「大丈夫! レシピがあれば何とかなるはずですっ!」
二人はレシピを探し、材料を並べ始めた。
ぽの犬「小麦粉、卵、砂糖……よし!」
りん「チョコレートもあります!」
ぽの犬「じゃあ、混ぜて焼いて……!」
――30分後。
ぽの犬「……できたぁぁぁ!!」
りん「やりましたねっ!!」
二人が作ったのは、少し形が崩れているものの、立派なチョコレートケーキだった。
ぽの犬「よし……! お客様にお出ししましょう!」
りん「はいっ!」
ぽの犬「お待たせしました! チョコレートケーキですっ!」
お客様「おお! おいしそうだね!」
ぱくっ。
お客様「……ん?」
ぽの犬「……ど、どうですか?」
お客様「……おいしい!!」
ぽの犬「ほ、本当ですかっ!?」
お客様「うん! 手作りの温かさが伝わってくるよ!」
りん「やったぁぁぁ!!」
ぽの犬「よかったぁぁぁ……!!」
二人は、思わずハイタッチをした。
――その頃、店長室。
るなねこ「……んにゃ?」
るなねこは、ようやく目を覚ました。
るなねこ「……あれ? なんだか静かだにゃ?」
時計を見る。
午前10時45分。
るなねこ「…………」
るなねこ「……にゃ?」
るなねこ「にゃにゃにゃにゃにゃぁぁぁぁ!?」
るなねこ「開店時間、とっくに過ぎてるにゃぁぁぁ!!」
バタバタバタッ!!
るなねこは大急ぎで身支度を整え、店内へ駆け込んだ。
るなねこ「ご、ごめんにゃさぁぁい!! 店長、寝坊しちゃったにゃぁぁ!!」
ぽの犬「あっ! 店長!」
りん「おはようございますっ!」
るなねこ「二人とも、本当にごめんにゃ……! お客様は大丈夫だったかにゃ?」
ぽの犬「はいっ! 私たちで何とか乗り切りました!」
りん「ケーキも作れたんですよ!」
るなねこ「……えっ?」
ぽの犬「チョコレートケーキです! お客様にも大好評でした!」
るなねこ「…………」
ぽの犬「……店長?」
るなねこ「……ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「は、はいっ!?」
るなねこ「りんちゃん?」
りん「は、はいっ!」
るなねこ「……二人とも、すごいにゃぁぁぁ!!」
るなねこは二人をぎゅっと抱きしめた。
ぽの犬「わわっ!? 店長!?」
りん「えへへ……!」
るなねこ「店長がいなくても、お店を守ってくれたんだにゃ……! 本当にありがとうにゃ♡」
ぽの犬「て、店長……!」
りん「これからも頑張りますっ!」
るなねこ「……よぉし! 二人には特別にご褒美をあげるにゃ!」
ぽの犬「ご褒美ですか!?」
りん「やったぁ!」
るなねこ「今日の閉店後、店長特製スペシャルパフェを作ってあげるにゃ♡」
ぽの犬「やったぁぁぁ!!」
りん「楽しみですっ!」
るなねこ「……ただし!」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「材料費は二人のお給料から天引きにゃ♪」
ぽの犬「ご褒美じゃないですぅぅぅ!!」
りん「えええええっ!?」
るなねこ「にゃはははっ♪ 冗談だにゃ〜♡」
ぽの犬「……店長?」
るなねこ「にゃ?」
ぽの犬「……本当に、冗談ですよね?」
るなねこ「…………」
ぽの犬「店長ぉぉぉ!! 何でそこで黙るんですかぁぁぁ!!」
りん「ふふふっ! あはははっ!」
店内に、今日一番の笑い声が響き渡った。
――そして、閉店後。
ぽの犬「……ところで店長?」
るなねこ「にゃ?」
ぽの犬「明日は寝坊しないでくださいね?」
るなねこ「もちろんにゃ♪ 明日は絶対に寝坊しないにゃ!」
りん「本当ですか?」
るなねこ「本当だにゃ! 店長、約束するにゃ♡」
ぽの犬「……信じますからね?」
るなねこ「ふふっ……おやすみにゃ〜♪」
――翌朝。
午前10時。
ぽの犬「……店長?」
りん「……店長?」
店長室から聞こえてきたのは――
るなねこ「すぅ……すぅ……あと5分にゃ……」
ぽの犬「また寝坊してるぅぅぅぅ!!」
りん「店長ぉぉぉ!! 起きてくださぁぁい!!」
今日も喫茶キャッツアイは平和――なのかもしれない。
ただひとつ確かなことは。
店長の「明日は絶対に寝坊しない」は、まったく信用できないということだった。
――第4話・完。
第5話(最終話)
「ぽの犬、ついに反乱!? 店長への仕返し大作戦!」
――午前9時。喫茶キャッツアイ、開店準備中。
ぽの犬「…………」
りん「ぽの犬ちゃん? どうしたんですか? なんだか怖い顔してますよ……?」
ぽの犬「りんちゃん……私、もう我慢の限界です……!」
りん「ええっ!? 何があったんですか!?」
ぽの犬「昨日も店長は寝坊! 一昨日は床に固定するとか言われて! その前は激辛ケーキの試食まで……!」
りん「あ、あはは……確かに、いろいろありましたね……」
ぽの犬「しかも! 何か失敗するたびに、あの笑顔で怖い冗談を言ってくるんですぅぅぅ!!」
りん「で、でも、店長はぽの犬ちゃんのことが大好きなんだと思いますよ?」
ぽの犬「……え?」
りん「だって、いつもぽの犬ちゃんに話しかけてるし、一緒にいると楽しそうですから!」
ぽの犬「…………」
ぽの犬「……それとこれとは別ですっ!!」
りん「ひゃあっ!?」
ぽの犬「決めました……! 今日こそ店長に仕返ししますっ!!」
りん「し、仕返し!?」
ぽの犬「名付けて……『店長びっくり大作戦』ですっ!!」
りん「な、なんだか嫌な予感が……!」
――午前9時30分。作戦会議。
ぽの犬「まず、店長が来たら、私たちは絶対に笑いません!」
りん「えっ、それだけですか?」
ぽの犬「さらに! 店長が冗談を言っても、無反応を貫きます!」
りん「な、なるほど……!」
ぽの犬「いつも店長に振り回されている私たちの恐ろしさを、思い知らせてやるんですっ!」
りん「……でも、それって仕返しになるんでしょうか?」
ぽの犬「大丈夫です! 店長は私たちの反応を見るのが大好きなんですから!」
りん「そ、そうですね……! やってみましょう!」
二人は、固く手を握り合った。
ぽの犬「作戦開始ですっ!」
――午前10時。店長、出勤。
カラン、コロン♪
るなねこ「おはようにゃ〜♪ 今日も元気に頑張るにゃん♡」
ぽの犬「…………」
りん「…………」
るなねこ「……にゃ?」
ぽの犬「…………」
りん「…………」
るなねこ「……二人とも?」
ぽの犬「おはようございます」
りん「お、おはようございます……」
るなねこ「……なんだか冷たくないかにゃ?」
ぽの犬「気のせいです」
りん「そ、そうですよ!」
るなねこ「…………」
るなねこ「……ふぅ〜ん?」
二人(き、効いてる……!)
るなねこ「じゃあ、ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「はい」
るなねこ「昨日、厨房のお砂糖がなくなってたんだけど……」
ぽの犬「補充しておきました」
るなねこ「……もし補充してなかったら、お砂糖の代わりに塩を入れてもらおうと思ってたにゃ♡」
ぽの犬「…………」
りん「…………」
るなねこ「……あれ?」
ぽの犬(ダメです……! 笑ったら負けです……!)
るなねこ「…………」
るなねこ「……にゃははっ♪」
ぽの犬(えっ!? 自分で笑った!?)
るなねこ「二人とも、今日はずいぶん静かだにゃ〜♪」
ぽの犬「…………」
りん「…………」
るなねこ「……なるほどにゃ」
るなねこの目が、すっと細くなった。
るなねこ「さては……何か企んでるにゃ?」
ぽの犬「!?」
りん「!?」
二人「そ、そんなことありませんっ!!」
るなねこ「……ふふっ♡」
二人(バレてるぅぅぅ!!)
――午前11時。作戦、第2段階。
ぽの犬「りんちゃん……作戦を変更します……!」
りん「ええっ!? どうするんですか!?」
ぽの犬「店長が一番驚くこと……それは……」
りん「それは……?」
ぽの犬「店長を褒めちぎることですっ!!」
りん「……え?」
ぽの犬「店長はいつも私たちをからかってきます! だから逆に、私たちが店長を褒めまくれば、調子が狂うはずですっ!」
りん「な、なるほど……!」
ぽの犬「さあ、行きますよ!」
二人は厨房にいるるなねこへ向かった。
ぽの犬「店長っ!」
るなねこ「にゃ?」
ぽの犬「店長は世界一素晴らしい店長ですっ!!」
りん「お料理も上手で、笑顔もとってもかわいいですっ!!」
るなねこ「…………」
ぽの犬「いつも私たちのことを考えてくれて、本当にありがとうございますっ!!」
りん「店長、大好きですっ!!」
るなねこ「…………」
ぽの犬(よし……! 困ってる……!)
りん(作戦成功……!?)
るなねこ「…………」
るなねこ「……えへへ♡」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「そんなに褒められたら、照れちゃうにゃ〜♡」
りん「ええええっ!?」
るなねこ「二人とも、ありがとにゃん♡ 店長、すっごく嬉しいにゃ!」
ぽの犬「そ、そんな……! 効いてない!?」
るなねこ「……でも?」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「褒めてくれたお礼に、今日の閉店後は二人に特別なお仕事をお願いするにゃ♡」
二人「…………え?」
るなねこ「店長室のお掃除、よろしくにゃ〜♪」
ぽの犬「結局お仕事増えてるぅぅぅ!!」
りん「作戦失敗ですぅぅぅ!!」
るなねこ「にゃはははっ♪」
――午後6時。閉店後。
ぽの犬「はぁぁ……結局、何もできませんでした……」
りん「でも、店長が喜んでくれたのは本当ですよ!」
ぽの犬「……そうですね」
りん「ぽの犬ちゃんは、店長のことが嫌いなんですか?」
ぽの犬「…………」
ぽの犬「……嫌いじゃ、ないです」
りん「ふふっ♪」
ぽの犬「ただ……ちょっとだけ、仕返ししたかっただけで……」
りん「わかります。私も、店長の冗談にはたまにびっくりしますから!」
ぽの犬「ですよねぇぇぇ!!」
二人は顔を見合わせて笑った。
そのとき。
るなねこ「……二人とも?」
ぽの犬「ひゃいっ!?」
りん「は、はいっ!?」
るなねこ「ちょっと、こっちに来てほしいにゃ」
ぽの犬「……ま、まさか……」
りん「作戦がバレて、怒られるんでしょうか……!?」
二人は震えながら、るなねこの前に立った。
るなねこ「…………」
ぽの犬「…………」
りん「…………」
るなねこ「……実はにゃ」
ぽの犬「……は、はい」
るなねこ「今日、二人が何か企んでたの、最初から気づいてたにゃ♪」
二人「やっぱりぃぃぃ!!」
るなねこ「でも、仕返ししようって思うくらい、毎日頑張ってくれてるんだにゃ〜って思ったら……」
るなねこは、いつもの笑顔で二人を見つめた。
るなねこ「ちょっと嬉しかったにゃ♡」
ぽの犬「……店長?」
るなねこ「いつも失敗しても、めげずに頑張ってくれるぽの犬ちゃん。新人なのに一生懸命なりんちゃん。二人がいてくれるから、このお店は毎日楽しいにゃ♪」
りん「店長……!」
ぽの犬「…………」
ぽの犬「……ずるいです」
るなねこ「にゃ?」
ぽの犬「そんなこと言われたら……怒れなくなっちゃうじゃないですかぁ……!」
りん「ぽの犬ちゃん……!」
るなねこ「にゃははっ♪ ごめんにゃ♡」
ぽの犬「……でも!」
るなねこ「……にゃ?」
ぽの犬「これからは、もう少し冗談を控えてくださいっ! 私の心臓がもちませんっ!!」
りん「わ、私からもお願いしますっ!」
るなねこ「…………」
二人「…………」
るなねこ「……わかったにゃ」
ぽの犬「……本当ですか!?」
るなねこ「うん♪ 約束するにゃ♡」
ぽの犬「……店長……!」
りん「よかったですね、ぽの犬ちゃん!」
るなねこ「……その代わり!」
ぽの犬「……え?」
るなねこ「明日から、二人には店長の冗談に笑ってもらうにゃ♡」
ぽの犬「それ、約束と何も変わってないですぅぅぅ!!」
りん「あはははっ!!」
るなねこ「にゃははははっ!!」
ぽの犬「もぉぉぉ!! 店長のばかぁぁぁ!!」
――翌朝。喫茶キャッツアイ。
カラン、コロン♪
るなねこ「いらっしゃいませにゃ〜♪ 喫茶キャッツアイへようこそっ!」
ぽの犬「い、いらっしゃいませっ!」
りん「いらっしゃいませ〜!」
お客様「このお店、いつも楽しそうだね!」
るなねこ「もちろんですにゃ♡ 当店は笑顔第一のお店ですにゃん♪」
ぽの犬「……ただし、店長の冗談にはご注意ください」
りん「ふふっ! 本当にそうですね!」
るなねこ「……ぽの犬ちゃん?」
ぽの犬「ひゃいっ!?」
るなねこ「今日のお仕事が終わったら、ちょっとお話があるにゃ♡」
ぽの犬「またですかぁぁぁ!!」
店内に笑い声が響く。
今日も喫茶キャッツアイは平和――なのかもしれない。
店長の笑顔は、今日も怖い。
でも、その笑顔の奥には、仲間たちへの大切な気持ちが隠れている。
ぽの犬も、りんも、それをちゃんと知っていた。
だから今日も三人は、喫茶キャッツアイで一緒に働く。
失敗して、驚いて、笑い合いながら。
そして、これからも――。
「いらっしゃいませ! 喫茶キャッツアイへようこそ!」
――第5話・完。
『喫茶キャッツアイへようこそ❣️』 完結。 🐈☕️♡
交換宣伝
白夜殿
https://draw.kuku.lu/pchat.php?hash=323540439
ロイ
https://draw.kuku.lu/room/?hash=743224952
𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞
るなねこちゃん 店長
動物:猫🐈🐾
like フグ カニ チーズ🧀 アボカド🥑 チョコミント
bad キクラゲ😖
ぽのいぬちゃん メイド長
動物:犬🐕🐾
メンカラメイン 🟡 サブ🟠
like 小籠包 犬 BTS
bad きのこ🍄🍄🟫 荒らし野郎
りん💫 メイド
メンカラ サブ🤍メイン🟠
likeみかん
badナス🍆 オクラ
出勤:平日週3回
マナー
ポインターなどで絵を描いている方の邪魔をしないようお願いします。
ペンや消しゴムで絵をぐちゃぐちゃにしないでください。
成人の方は入れません。
喧嘩はしないでください。
荒らしは来ないでください。
接客態度は良くしましょうっ!
お客様の態度も良ければ治安?がよくなります!
常連様
ましろ
白夜殿
咲希
フウカ
水帝透みるる
メイド様しかみないでください!!🐈
荒らしが来たら態度を悪くすること!
喧嘩は止めること!
お客様と仲良くすること!
タメ語はメイド間でしか使わないこと!
※萌え萌えきゅんっ♡は初めてのお客様にはしません
以上です!お客様とメイドさん達と仲良くしたいです!
最大瞬間人数が5人になった時 16日前
萌え萌えきゅんは宣伝してくれたら放題サービスとなります。(ここのカフェは無名だから)
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マジカルドロー
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